その他の不調 l オフィス宝塚

そのふらつき、もしかすると…

久しぶりにブログを書きます。

長文になりますが、今日は私自身の体験をもとに、人体が物理的な衝撃を受けたときにどのような影響が出るのかについてお話しします。

意外な発見と、それに対する対策についても触れていきますので、ぜひ最後までお読みください。

 

尾骨への衝撃が引き起こした腰痛とふらつき

5年ほど前のある日、友人と飲んでいた時に尻餅をついてしまいました。

情けないくらいきれいにぺったんこでした(泣)

当時は酔っ払っていて気にしなかったのですが、翌朝起きると尾骨周辺が腫れ、当たり前ですがとにかく痛い(泣)

その後も尾骨周辺の鈍くてウザい痛みが続いたまま、2ヶ月ぐらい経ったある日の朝、事件が発生します。

  • 朝起きて、靴下を履こうとすると、ぎっくり腰の手前のように腰が抜けそうになる。立ちながらだけでなく、座りながらでもなる。

  • 布団からガバッと起き上がろうとしても腰が抜けそうになるので、恐る恐る起き上がらなくてはならない。

  • 仕事で前屈みになると腰が抜けそうになる。

  • 犬の散歩中に何気なく振り向くとガクンとフラつく。

  • 尾骨付近を触るとむくんでいて、その部分を指で押すとフラつく。

  • それまで何ともなかった骨伝導イヤホンの振動が気持ち悪く感じる。

ぎっくり腰は何度も経験済みですが、フラつく感覚は初めてで、いったい身体に何が起こった???

正直焦りました(汗)

 

古典医学書にヒントを見つける

症状について師匠に相談すると、なんと最古の医学書『黄帝内経』にたどり着きました。

約2000年前に書かれたものです。

  • 『素問・繆刺論篇』:「人が高いところから落ちて打ちつけられると、悪血(おけつ)が内に留まり、お腹が脹り、大小便が出ないなどの問題が出る」

  • 『霊枢・賊風篇』:「高いところから落ちると、悪血が内に留まり発病する」

 

日本でも戦国時代に書かれた『啓迪集』(曲直瀬道三著)に「墜落し打ちつけると悪血が流滞し腰痛を起こす」とあります。

これらの記述をもとに考えると、私の症状は尾骨への衝撃による血流の滞りが原因であることがわかりました。

 

衝撃と自律神経の関係

人体が衝撃を受けると全体的に弛んでしまいます。

血管も弛むので血流が滞ります。

その結果、下半身から心臓に戻る血流が還りにくくなり、骨盤内でうっ滞します。

これが「悪血」です。

お腹という風船がパンパンになっているイメージです。

パンパンなので、不意な動きでお腹に圧力がかかると腰に響き、それが腰痛の原因でした。

正面衝突の事故を経験された方で、大小便がまったく止まってしまい、浣腸と導尿をされたという話を聞いたこともあります。

これも弛みすぎからです。まさしく古典の記載そのままです。

また、尾骨への衝撃が背骨から伝わり、脳も震わされています。

現代医学なら慢性外傷性脳症(パンチドランカー)で、これがふらつきの原因です。

ボクサーの場合は直接パンチという衝撃を脳にもらって、私の場合は尻餅をついた時に尾骨から真っ直ぐ脳に向かって衝撃が伝わったということです。

脳が震わされた影響は自律神経にも及び、特定の振動に対する感受性が高まります。

これが骨伝導イヤホンの振動を受け入れられなくなった原因でした。

私のような尾骨骨折や、頭を直接打った直後は目立った症状がなくても、数週間から数ヶ月後に腰痛やふらつき、原因不明の体調不良が現れます。

こうした遅発性の症状は、衝撃による血流障害や自律神経の乱れが関与しています。

時間が経っているのと、自分がケガをした場所とは別のところに症状が出るので、直接結びつかない方が多く、今回のような症状は、病院で診察・検査を受けても異常が無いので、痛み止めや安定剤を処方されるだけのことが多いようです。

 

鍼灸治療による改善

私はもちろん鍼灸治療を師匠にお願いしました。

東洋医学は「水」の医学、身体の循環を調整する医学です。

まさにピッタリの治療です。

私への施術の目的は、

  • 全体の血流をかたよらないように、循環(自律神経)の調整を行う。

  • 尾骨付近の滞りを改善する。

尾骨付近に鍼を刺されたとき、電気が走るような感覚があり、尾骨が斜めにねじれている形がハッキリイメージできるほどでした。

もちろん施術後は症状が劇的に改善しました。

 

日常生活での対策

治療効果を維持するため、以下の対策を取り入れています

  • セルフチェック:尾骨周囲のむくみがないか確認する。

  • 運動:定期的にジョギングをして弛みを引き締める。第二の心臓であるふくらはぎを動かして、下半身からの血流の停滞を防ぐ。

  • 食生活:身体を弛ませるものを控える。具体的には甘いもの、スイーツ。

 

最後に

最後までお読みいただきありがとうございます。

衝撃が人体に与える影響は想像以上に大きかったと身に染みて理解できました。

鍼灸治療は効果的な選択肢の一つです。

同じような症状にお悩みの方は、お気軽に当院にご相談ください。お力になれる治療法をご提案します!

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経絡についてもう少し詳しく(後編)

前編はこちら

 

経絡というルートを使って内臓に「水」を送り込めるというお話でした。

 

この理屈を逆に考えれば内臓が「水」を必要として、手足に行く分を引っ張ってきているとも考えられるわけです。

 

さて、冒頭の同級生ですが、手の中指には心包経という心臓に関わる経絡があります。

 

そこが冷たくなる=血流が悪くなるということは、心臓が経絡を流れる「水」を必要とするぐらい頑張っていると考えます。  

 

「動悸はしない?」  

 

「そう言えば…時々胸がワサワサすることあるかなぁ」  

 

ということは、心臓が悪い?…とここで簡単に結論づけません。  

 

なぜ心臓が「水」を必要としたか考えます。

 

彼女の職業はバーテンダーでした。

 

ほぼ毎日夜遅くまでお酒を飲みますから、アルコールの分解で肝臓が「水」を必要とします。

 

さらに仕事の合間やお昼間にアクセサリーを製作しているので目をよく使います。

 

東洋医学では目と肝は密接に関係しています。  

 

そして、甘いものが大好き!となれば肝臓はフル回転です。

 

そして運動不足で還って来る血も少ない。

 

還ってくる血液が少ないと出すものがないので心臓は出したくても出せない状態でしんどくなります。 

 

「水」を肝臓に送るために心臓がパクパクパクパク打って頑張っていた、だから心包経に「水」が足りなくなった、と考えます。

 

彼女には

・あっさりしたものを食べること(胃にあまり行かないように=肝臓にスムーズに血を送るため)

・甘いものを控えること

・夜中はしっかり目を休めること

・ウォーキングなど運動する(心臓に血を還してあげる=心臓は還ってきた分出してくれます)

ことをアドバイスしました。  

 

このケースではこのまま放っておいたら不整脈などホンマもんの心臓の症状が出てきてしまう可能性もあります。

 

本当に病気になるその前に身体が教えてくれているとも言えますね。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

私は、様々な治療を試してみても、なかなか改善しない体調不良でお悩みの患者さんのお手伝いをさせていただきたいと思い、日々鍼灸治療を行なっています。

 

もう治らないとあきらめておられる方、私の症状はどうかしら…と心当たりのある方はぜひ一度お気軽にご相談ください。

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経絡についてもう少し詳しく(前編)

「なんかこないだから左手の中指だけが冷たく感じるんやけど…これって何かの病気かな?」  

 

先日同級生(女性)からこんな相談を受けました。  

 

私はこの話を聞いた時、内臓の問題が経絡へ影響しているのでは?と考えました。  

 

ということで今回は経絡とは何か?ということをもう少し詳しくご説明したいと思います。 

 

それにはまず経穴(ツボ)と経絡をおさらいしましょう。

 

ツボとツボを結んだ線が経絡でした(こちら)。

例えば、足のふくらはぎをギューッと締めつけたら血流は足に行かなくなりますね。

 

足に行かなくなった分、お腹の内臓に流れ込む量が増えます。  

 

鍼灸治療はこれと同じような事をしています。

 

打ち方によって流れを早めたり、遅くさせたり、止めたり…そういう血液も含めた「水」の状態を調整するときに経絡を使います。

 

私が「東洋医学は「水」の医学です」と言うのはこういうことからです。

 

その「水」が少なくなっているのか、多すぎるのか、あるいは足りないために発熱しているのか、多すぎて冷えているのかということを考えます。

 

例えば「水」が少なすぎて流れなければ、モノが詰まりますね。 

 

身近な例で言えば便秘です。

 

便秘するとウンチとして排泄しなくてはならない毒(熱)が体内に残ってあちこちで悪さをします。

 

腰痛、しびれや痛み、四十肩、脳に行けば認知症やパーキンソン病など。

 

そこで胃腸に関連する経絡上のツボを使います。

 

胃腸に「水」を送ることで詰まっているモノが流せると、便が出て毒が出て行く、こんな感じです。ちょっと長くなりましたので、後編に続きます。

 

私は、様々な治療を試してみても、なかなか改善しない体調不良でお悩みの患者さんのお手伝いをさせていただきたいと思い、日々鍼灸治療を行なっています。

 

もう治らないとあきらめておられる方、私の症状はどうかしら…と心当たりのある方はぜひ一度お気軽にご相談ください。

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