不妊治療
2016年08月22日
先月から治療を開始した30代の女性、元々は胃の不調でお見えになりました。
お話ししてる中で、「妊活もできますか?」と聞かれましたので、私の返事は「もちろんです。同じことなので。」
彼女は半信半疑だったと思います。
さて、2回目の治療で、体温の上がり方が変わりました!とおっしゃっていただきました。
そして3回目の治療…「胃はすっかり良くなりました。月経が遅れています。」と。
むむむ…これはと脈を診ますが、うっすらとした微妙な反応。
まだわからないので、ひとまず妊婦さん向けの配穴で施術しました。
すると先日「先生、妊娠してました!今日心拍も確認できて6週目です!!」とうれしい連絡をいただきました。
妊娠初期の諸注意と、妊婦さん向けの施術は産前産後まで対応できますので何かありましたら連絡くださいねとお伝えしました。
不妊は症状でもなく、病気でもありません。
様々な原因によって起こる結果なのです。
不妊の原因をしっかりと把握して、その原因に対して適切に施術すれば、鍼灸は大変効果的です。
私が先ほどの患者さんに「同じこと…」とお話ししたのは、鍼灸治療の目的が身体全体を考えて、循環のバランスを整えることにあるからです。
そのバランスが整えば胃の状態も良くなるし、体温も上がるし、妊娠もしやすくなるわけです。
当然生活習慣の見直しも必要になっていきますので、そのアドバイスもさせていただきます。
ただし、まずは婦人科で検査を受けられることをオススメします。
卵管が詰まっているなど、物理的な原因がなければ妊娠しやすい身体にするお手伝いは鍼灸で十分可能です。
まずはお気軽にご相談ください。