前回は「痛み」の種類について書きましたが、
切皮痛を起こさないためには、
何と言っても生身の人間に
打たなければトレーニングになりません
今日は私がどうやって練習をしてきたかを
書きたいと思います

学校に入学してからの主な鍼のトレーニングは、

1.鍼枕(はりまくら)
  → かまぼこ板に綿などを敷きつめて自作
2.分厚いシリコン
  → 下に五円玉を敷いて、目隠しして穴に鍼を通す
3.自分
  → 自分の足、太股あたりに打ちます
4.隣の席の学生
  → 実習のパートナーには当たりはずれがありました…
5.家族&知り合い
  → 家族は強制(笑)、友人や仕事場の同僚など

だったように記憶しています
江戸時代には居眠りをしている猫を起こさずに
鍼を打てたら免許皆伝!みたいなことがあったようです
さすがにそれはしませんでしたが

DCF 1.0

 

 

 

 

 

 

 

学生時代にいろいろな経験を踏んで鍼を打てるようになります
当たり前のことですが、免許を取るまでは業務は一切できません
アルバイト先でも仕事しながら横目で院長の鍼を見てるだけです
終業後に院長や同僚の体に打たせてもらったりしながら
鍛えられました

一番苦労したのは3の自分の太ももでしょうか(笑)
何せ注射が大キライだったもので…
「痛がり」が何度も痛いのを繰り返した甲斐あって、
今ではほとんど痛みなく打つことができています

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